認知症対策はどんなものがありますか?
作成日:2016年10月30日(日)
こんにちは、浜松でお金を活かすFP事務所、ギフトユアライフ浜松の
鈴木裕也です。
高齢化が進み、認知症患者が増え続けています。私の祖母も認知症で、
自分の娘も認識できたりできなかったりです。
認知症を患うことで資産が詐欺被害にあったり、他人に損害を与えてしまい、
損害賠償を請求されるようなケースがあり、各金融機関がそうしたリスクに
対応する商品を出しているので紹介します。
ひとつは信託銀行で資産の引き出し金額に制限を設け、引き出す際に
指定親族の同意を必要とすることで、詐欺被害等にあわないようにするもの。
すでに重度の認知症で判断能力が低い方は契約できないので、注意が必要です。
また損害保険の分野では、日常生活で他人にケガをさせてしまい、損害賠償責任を
負った時に保険金が出る個人賠償責任保険で対応できるようにした会社があります。
個人賠償責任保険は、通常、補償の対象となるのは、同居している家族と
別居している未婚の子だが、重度の認知症の親の面倒を見ている別居中の
家族も補償の対象となるように対象となります。
個人賠諸責任保険は、自動車保険や火災保険の特約で付保されるので、すでに
加入している方もいると思いますが、「記名被保険者」を誰にしているかで、
補償の対象が変わってくるので、今回のケースでいうと「子」を記名被保険者に
しておけば、「親」が他人にケガをさせてしまっても、子に保険金が支払われます。
2025年には、認知症患者が約700万人と高齢者の5人に1人がなるそうです。
今後もこのような商品は出ると思うので、引き続き情報提供していきます。