消えちゃう年金・・サラリーマン必見です!
作成日:2016年09月12日(月)
こんにちは!
浜松市でお金を活かす FP事務所
ギフトユアライフ浜松 鈴木幸子です。
一時期、消えた年金、なんて話題になった年金データの電子化
実は、私の実母も年金も消えそうになっていました。
しっかりと確認しておく必要がありますよね!
今回は「消えた年金」でなく、「消えちゃう年金」についてです。
つまり今の年金制度で、消える可能性がある私たちの年金についてご紹介します。
消えちゃう可能性がある方のチェックシート
○サラリーマンですか?
○会社の年金制度が変わったことありますか?
○年金制度が変わった後に、転職をしましたか?
すべて「はい」の方は、これ以降もお読みくださいね!
確定拠出年金の自動移換問題 です。
転職前の会社で、企業型確定拠出年金が導入されていた場合、
離職や転職により加入資格がなくなります。
企業型の資格がなくなった場合、
個人型に移行することができるのですが、
そのことを知らないとどうなるのでしょうか?
放置しておくと資格喪失から半年で
国民年金基金連合会に自動移換(強制移換)されてしまいます。
自動移換者は年々増えています。
平成27年3月末で、498,500人に達しています。
個人型の確定拠出年金の加入者が212,900人なので、
その倍の方が移換されて放置していることになります。
どういう状態かというと、
運用していた年金資産は現金化され、移換手数料4,269円が差し引かれ、
移換4か月目からは毎月51円の管理手数料が資産から差し引かれる。
例えば、30歳の方が離職、移換する金額が30万円だったとします。
このお金は運用されませんので、減るばっかりです。
このことに気づかないまま時が過ぎた70歳のある日、
国民年金基金連合会から自動給付の案内が・・。
さていくらになっているか??
約27万円・・。40年間も置いておいたのに、確実に10%減ります。
対策としては3つ
①個人型の確定拠出年金に移換する。
→将来受給できる年金が充実、掛金全額が所得控除され、節税になります(年利15%)
②企業型年金に移換する。
→転職先に企業年金がなければ移換できない。
③脱退一時金として受け取る。
→条件があります。3年以上の方は選べません。
前職での加入期間が3年以下、50万円以下で、資格喪失から2年以内に請求すること。
※特例で、プラス2年以内、25万円以下でも請求できます。
オススメは、
①の個人型確定拠出年金に移換し、追加で掛金を積立続けること。
老後の生活資金を、効率的にためる(節税効果大)ことができますので、
これを機会に確定拠出年金の制度を理解してみませんか?
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